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うらかわ園芸通信No.21 2018春号
こんにちは☆うらかわ園芸です。
あんなに寒かったのにあっという間に暖かくなりました。
春の訪れを植物とともに喜び、何となくいいことありそうな気分で今日も頑張ってまいります(^o^)
突然ですが、ハワイに行ってきました!ハワイ特集①モンキーポッドツリー
写真:モアナルア・ガーデンのモンキーポッドツリー
- 学名:Albizia saman マメ科ネムノキ属の常緑高木
- 原産:熱帯アメリカ
日立のCMで有名なこの木なんの木をご紹介!
♪この木なんの木、気になる木~♪のテレビCMで有名なこの木は‘’モンキーポッドツリー‘’といい、ハワイ、オアフ島のモアナルア・ガーデンにあります。
マメ科ネムノキ属というのはその葉と豆のような実を見てなるほど納得。生育の適温は20℃から35℃とされているためハワイの気温はまさにうってつけ。高さ25メートル、幅40メートル程まで伸び伸びと大きく育っています。この木の樹齢は120年と推定されています。
原産は熱帯アメリカ。メキシコからペルー、ブラジルが本来の分布地ですが、広く熱帯と亜熱帯の各地に移植されています。木の下に入って上を見上げると空が透けて見え、思ったほど葉の繁りは濃くないのだなと感じました。
木はその地上部の樹幹と同じくらいの範囲に、根を張りめぐらせているといいます。写真には写りませんが、根の大きさも想像しながら改めて見ると、その計り知れない雄大さは言葉にできません。
不思議な魅力のある木で、木陰に入ると優しく包まれているような安心感と居心地の良さがありました♪
ハワイ特集②フィカス・ベンガレンシス
写真:幹のプレート
学名:Ficus benghalensis クワ科フィクス(イチヂク)属
観葉植物として人気のフィカス・ベンガレンシス。
今月の観葉植物として下部に紹介しておりますが、私たち観葉植物リース業に携わる者にとってはお馴染みの植物がこのサイズ!見上げながらただただビックリでした。
ハワイ特集③ポトス(別名オウゴンカズラ)
学名:Epipremnum aureum サトイモ科エピプレムヌム属
観葉植物としてポピュラーなポトス。
日本で見かけるのは鉢に入った小さなものですが、本来はつる性で登はん性を持ちます。熱帯地方では、茎も太くなり葉にはモンステラのような切り込みが入ります。
今月の植物
フィカス・ベンガレンシス
原生地:インド・スリランカ
葉は肉厚で長さ10~20㎝くらい。葉脈が美しく樹皮は灰白色。
枝から気根を出し、地面に到達すると幹のようになる。
編集後記
今回のニュースレターを担当いたしました浦川貴司です。
今回は先月のハワイ研修で出会った植物について掲載いたしました。20℃から32℃くらいの温暖な気温、適度な雨量と湿度。 ハワイでは植物がいきいき伸び伸び育ち、とても幸せそうに見えました。職業柄か植物ばかりに目が行き、その成長ぶりに驚きと感動の連続でした。ホノルルのフォスター植物園でも非常に興味深い植物との出会いがありましたが、それにつきましてはまたの機会にご紹介したいと思います。今回の研修で目にしたハワイの植物はほんの一部ではあると思いますが、感じたのは植物の種類の多様性という面から見ると、私たちの住む温帯の植物の方がずっとずっと多いのではないだろうかと思いました。
その土地その土地でたくましく大地に根を張り天に向かって大きく枝葉を広げる木々たち。今この 瞬間もモンキーポッドツリーは柔らかな風に吹かれているのだろうと思うと畏敬の念とともになんだか不思議と心強い気持ちにもなります。