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うらかわ園芸通信No.18 2017夏号
こんにちは☆うらかわ園芸です。
本当に梅雨?と疑ってしまうくらい良いお天気が続きましたが、やっと梅雨らしさがやってきました。
大地を潤す雨は多くの生命を育みます。
蝉も鳴き始め、さあいよいよ夏です。
蒸し暑さにも負けず今の季節を楽しんでまいります(^o^)
夏のおすすめブルーベリー
ベランダの鉢植えでも十分楽しめるブルーベリーをご紹介!
ブルーベリーは北アメリカ原産の落葉低木果樹。
とてもたくさんの品種があり、ラビットアイ系、ノーザンハイブッシュ系、サザンハイブッシュ系、に大きく分かれます。いくつかポイントがありますので品種選びの際のご参考になさってください。
※写真クリックで拡大写真をご覧いただけます。
- ポイント -
- ラビットアイ系は他家受粉により結実。つまり受粉のためにもう1本別の木が必要。
- ラビットアイ系とハイブッシュ系の組み合わせよりもラビットアイ系の中で異なる品種を2種類以上を植えると効果的。
- ハイブッシュ系は自家結実性があり、1本でも実がなるが、2本あるほうが実も大きくなり収穫量も増える。
- ブルーベリーはツツジ科なので酸性土壌を好む。ハイブッシュ系は特に生育に影響しやすいのでピートモスを加えた用土に植えこむ。
- ハイブッシュ系の実の熟期は6月から7月中旬。
ラビットアイ系の結実期間は7月中旬から8月である。両方あれば長い間収穫を楽しめる。
ラビットアイ系のブルーベリー
- ホームベル:甘味あり、風味もよい。ブルーベリーの定番種。
- ブルーシャワー:果実は大粒。育てやすい品種。
- クライマックス:果実は中粒。風味が良い。
- アリスブルー:果実は中粒で、実付きが良い。
- ビッグデライト:ラビットアイ系の中で最も甘く風味が良い。中粒。
- パウダーブルー:中粒で風味が良い。育てやすい品種。
- ビッグマル:果実は大粒。酸味がある。
ノーザンハイブッシュ系のブルーベリー
- ビッグスパータン:大粒で甘味もあり、トップレベルの味。
- ブルージェイ:中粒で食感良好。
- チャンドラー:実の大きさは数ある品種の中で最大級。
- サンライズ:風味、そして酸味がある。中粒。
サザンハイブッシュ系のブルーベリー
- ミスティーブルー:果実は大粒。過湿に弱く水のやりすぎに注意。
- オニール:果実は大粒。甘味あり。果汁がジューシー。
- リベール:中粒。甘味あり風味もよい。食感良好。過湿に弱い。
- シャープブルー:果実は中粒。とても育てやすい。
- サンシャインブルー:中粒で風味もよく、暑さに強く育てやすい。
収穫してその場で味わうことのできるブルーベリー。品種ごとの個性もいろいろで楽しい♪
ちょっとご紹介
最近人気の家庭菜園。うらかわ園芸でも仕事の合間に野菜のプランター栽培を楽しんでおります。
観葉植物の中にまぎれてプチトマト、きゅうり、ぶどうを栽培中!ホームセンターで苗を買ってきて、プラスティック鉢に植えこんでみたら・・
※写真クリックで拡大写真をご覧いただけます。
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色付き始めたプチトマト☆
たわわに実ってます。けれども先端までなかなかきれいに色付ききれない・・。色付くまえに待ちきれず収穫してしまっているのかも・・。
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きゅうりは実を付けながらどんどん成長。
まっすぐにならず曲がるのは水やりが足りないかららしい・・。しっかり曲がってます(^^)曲がってても味は最高!
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ぶどうもぐんぐん成長中。
今年は初めて房を付けてくれました☆
来年はもっと実がなるかな?
普段扱っているのが食べられない観葉植物なので、実を収穫でき食すことのできる植物に感動!
太陽のエネルギー、自然のパワーに改めて気づかされたのでした。
プランターと土、あとは野菜苗さえあれば手軽に楽しめる家庭菜園。
十分な日当たりがあることと、水やりさえきっちりできれば喜びも一緒に収穫できます。
一度チャレンジなさってはいかがでしょうか?
今月の植物
アレカヤシ
原生地:マダガスカル
よく株立ちし幹は黄緑色、葉は対生し優美に広がる。
生育は早く10mに達する。冬越しに温度10℃は必要。
編集後記
今回のニュースレターを担当いたしました浦川貴司です。
今回はブルーベリーについて掲載いたしました。調べていくにつれその品種の多さにびっくりしました。品種の多さと言えばバラはその最たるものの一つかもしれません。現在も育種家により新品種が生み出されています。アサガオ、ウメ、ボケ、モモなども形、色、大きさの異なる花を咲かせる品種が数多く存在します。
野菜もはるか祖先が食すことのできる植物として見出し選別し栽培してきた歴史があります。そのようなことに思いを馳 せると人はいかに植物に密接に繋がってきたかに改めて気づかされます。植物は言葉は話してくれませんが、植物に人の気持ちは伝わるといわれていますし、私はそうに違いないと思います。
はるか古代から私たちを育み、見守り、歩みを重ねてくれているすべての植物たちに畏敬の念を抱きつつ、植物に関わる仕事に誇りを持ちながらこれからも精進していきたいと思います。