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うらかわ園芸通信No.17 2017春号
お世話になっております、うらかわ園芸です。
木々もすっかり芽吹き、新緑の葉が茂る季節となりました。朝晩はまだ肌寒いですが日中のぽかぽか陽気は何とも気持ちいいですね。寒い冬から暖かい春へ移行するこの時期、植物を扱う仕事をしていると、何かと作業が多い時期でもあります。
きれいで傷みにくい植物を、そして皆様に安心して置いていただける植物を提供できるよう、うらかわ園芸一同、ますます張り切ってまいります。
バッサリやります!!春の定番作業、切り戻し
枝が伸びすぎたり枯れたりと、樹形が乱れた植物は春ごろに思いきって切り戻しをして外の環境に出します。暖かくなり植物たちが一年で最も勢いよく成長する時期だからです。
中途半端に葉を残すより、幹だけの状態にしたほうがきれいに仕上がります。
この作業によって、わき芽もたくさん出て葉数が増え、力強く根を張るようになります。
決して適当に切っているわけではなく、種類ごとに出来上がりの姿をイメージしながら切り戻します。その辺はスタッフの経験や勘がなければなかなか難しいところです。
鹿児島・指宿よりフレッシュな観葉植物が入荷しました!
温暖な気候と豊富な温泉資源という地域の特性を生かして、観葉植物生産がさかんな指宿。
100件をこえる観葉植物生産農園が密集する日本最大の生産地でもあります。
毎年春に指宿の生産者さんから良質の観葉植物を仕入れています。
その中から何品種かご紹介します。
※写真クリックで拡大写真をご覧いただけます。
パープル・コンパクタ
深みのある赤紫色の葉っぱが特徴的なこの品種。
小ぶりの葉っぱが幾重にも重なり合い、小さいながらも存在感のある観葉植物です。
葉の色が特徴的な種類は、明るい場所におくことで鮮やかな色を保つことができます。
春を感じる花梅、桜、桃。どこが違うの??
春を代表する花に梅、桜、桃 があります。よく似た花で、よく見てみないと見分けがつかない時があります。なんとなくの違いはわかりますが、細かい違い、皆さんわかりますか?
梅 | 花びらの先が丸い |
花柄(かへい)がほぼ無い |
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桜 | 先が割れている |
花柄が長い |
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桃 | 先がとがっている |
花柄が短い |
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※花柄(かへい)とは花を支える茎の事です。
桜のソメイヨシノは、花が終わってから葉っぱが出ますが、八重桜などは、葉と花が同時です。種類や品種によっては例外もありますが、このように花の付き方と花びらの形の違いに注目すると違いがわかります。役に立つときがあるか!は、わかりませんがマメ知識として頭の片隅にでもどうぞ!
うらかわ園芸に咲く花
ムスカリ
濃い青紫色の花をブドウの房のように密集して咲かせます。草丈も低く全体的にややおとなしめの植物ですが、群植すると非常に見事です。
また、たくさん植えても他の植物を圧倒せず引き立てるので、寄せ植えに適しており、チューリップとの組み合わせは定番です。
編集後記
今回、作成を担当いたしました甲斐です。ご覧いただきましてありがとうございます。
今号では、梅、桜、桃の違いを扱いました。花の名前がわからなくても、愛でる気持ちがあれば十分ですが、何の花かわかればより一層楽しめますね。
さあ今年度もスタートしました。
日々のチャレンジを楽しみつつ、また一歩一歩成長していきたいと思います!!