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うらかわ園芸通信No.16 2017新春号
うらかわ園芸が季節ごとにお届けしております園芸情報ニュースレターです。
ご質問・ご要望ございましたらスタッフまでお気軽にお声かけください(^o^)
新年あけましておめでとうございます!
2017年が始まりました。
うらかわ園芸スタッフ一同今年もよろしくお願いいたします!
Q&A正月飾りやお花はいつ飾る?正月花で縁起がいいものは?
お正月を迎えるための準備といえば、門松を立てて正月飾りを飾ったりお花を生けたり。
ところでお正月に飾る縁起の良い花には何があるかご存知でしょうか?
お正月に飾る正月飾りや正月花について4つのテーマに分けてご紹介したいと思います。
Q1正月飾りはいつ飾る?
昔は「正月事始め」と言われる12月13日から、正月飾りの準備を始めたそうですが、実際には門松に使う松や竹などを山に採りに行くなど準備を始めたそうです。門松や注連縄が出来次第、遅くとも12月28日までには飾るようにしていたようです。
なせ28日までに飾るかというと、29日~31日は、それぞれ良くない理由があるようです。
- 29日は「二重苦」に通じるため。
- 30日は旧暦でいう「大晦日」にあたるため。
- 31日は一夜飾りになってしまい縁起が悪く、また年神様を迎えるのに失礼。
Q2正月花といえば?縁起がいいものは?
しめ縄や正月飾りと一緒に縁起の良い正月花も生けたいですね。
正月花も他の正月飾りと同様に28日までに生けます。
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松・竹・梅と菊や蘭
お正月の基本はやはり松竹梅です。梅の切り花が手に入らない場合は、菊や蘭を使ってもいいようです。ただ、菊を使う場合、お供えに使うような「輪菊」と「小菊」は避けましょう。
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葉牡丹
葉牡丹には紅白の2種類があり縁起が良いとされています。
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南天・千両
南天は「難を転ずる」という意味合いで縁起がいい植物です。また千両もおめでたい名前で正月花に使われます。どちらも寒い時期に赤い実がなり、彩を華やかにする植物です。
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薔薇
見た目の美しさと「長春花」とも呼ばれ花が咲いている時期が長いのでおめでたい花とされています。
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椿・水仙
真冬に美しい花を咲かせることから正月花に使われます。
Q3正月飾りや花はいつまで飾る?
一般的には1月7日までが「松の内」とされ、松の内の期間内は飾るものとされています。ただ地域によって松の内が1月10日までだったり1月15日だったりするところもありますので、そこは地域の風習に倣うことも必要かもしれません。
正月飾りや共に飾られる花や植物には、縁起が良いとされる意味があり使用されています。正月飾りの意味も理解した上で飾り付けをすることにより、年神様を迎えるという本来の意義を感じながら、来年のお正月を迎えてみるのはいかがでしょうか?
編集後記
今回ニュースレターを制作するにあたり「お正月」について考える大変良い機会になりました。
忙しない年末が過ぎ去りなんとなく過ごしていた正月に色んな意味や由来があり、改めて日本人としての習慣や文化を大切にしていくべきだと考えさせられました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。