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うらかわ園芸通信No.11 2015秋号
お世話になっております。うらかわ園芸です。
日増しに秋も深まり、朝夕は肌寒く感じます。皆様、体調など悪くされてませんでしょうか?
博多では「放生会」がおわると秋を感じますね。うらかわ園芸では、切り戻して畑に出していた植木を徐々に室内に取り込んだり、温室を閉めて暖房の準備をしたりと冬に向けての準備が始まります。
日に日に寒くなっていきますが、年末へ向けてますます張り切ってまいります!!
多肉植物、ご存知ですか?
多肉植物とは?・・・多肉植物とは、乾燥した環境に適応する為に葉・茎・根などの内部に水分を貯蔵する植物の総称です。
サボテン科も多肉植物に含まれますが、種類が非常に多く、園芸界ではサボテンとその他の多肉植物を分ける事が一般的です。
サボテンとの違いは?・・・トゲが有るか無いか!生息地の違い!
ではなく、刺座(しざ)というものが有るか無いかの違いなんです。
刺座とはトゲの生え際にある細かい綿毛でサボテンにはありますが多肉植物には見当たりません。
トゲが退化してしまったサボテンにも刺座はきちんと残っています。
プクプクしてたりトゲがあったり、それぞれの種類が個性的な多肉植物。育て方はそんなに難しくはありません。
水は控えめで、乾燥気味に管理します。
乾燥してちょっとシワがよったぐらいで水を与えます。そして明るい場所が大好きです。暗い場所では、徒長して節と節の間が長くなり弱々しくなります。
スタンダードな寄せ植えから、アートな作品まで楽しみ方は豊富です。
コチョウランの管理、どうすればいいの?
学名はファレノプシス。日本では、蝶が舞う優雅さを連想して「胡蝶蘭(コチョウラン)」と呼ばれています。贈り物として喜ばれる定番のお花になっています。
もともとは東南アジア原産の着生ランです。
地面からニョキッと生えているのではなく、木もれ日のさし込む比較的高い樹木に着生しています。肉厚の大きな葉の中に水分や養分をため、空気中の水分も葉や根から吸収し成長します。
暖かい栽培環境を好むため、冬の寒さには注意が必要です。
ラッピングされたまま水やりをすると鉢内が蒸れて根腐りの原因にもなりますので、早めに取り外しましょう。
きれいなのでもったいないですが・・・。
室内の水やりでしたら10日に1回ほどで、乾燥気味に管理します。
(1) なるべく短く、根元でカットする場合
根元から切った場合、株の力が蓄えられます。
株に力があれば秋に花芽が出始め、春に花を楽しむことができ、長年にわたって花を咲かせられます。
(2) 2~3節を残してカットする場合
切った下の節の所から新しい花芽が出やすくなります。
4~5ヶ月ほどで花芽がでます。ただし、連続して花を咲かせると株の力が弱まるので、長く育てたい場合は根元からカットして、一年に一回咲かせます。
咲き終わった株は、一株づつ分けて管理したほうがより元気に育ちます。ビニールポットに入っているものはそこから出し、通気性のいい素焼きの鉢などに入れるのがおすすめです。
通気性が悪ければカビの繁殖、根腐れ、病気の原因に繋がってしまうことがあります。
胡蝶蘭は冬の時期以外は外での管理で元気に育ちます。直射日光に当てると葉がやけて茶色くなりますので、風通しの良い軒下などが最適です。
編集後記
この夏は、我が家の庭でタネから枝豆を育てまして、見事に実り、つまみにおやつにそして子供達の夏休みの自由研究にと大活躍でした。ところで枝豆と大豆(だいず)は同じものだってご存知でしたか?若い実が枝豆、熟すと大豆になります。
枝豆は十分味わいましたので、あとは葉が枯れるまで待って、大豆の収穫を楽しみたいと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。