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うらかわ園芸通信No.10 2015夏号
こんにちは。うらかわ園芸です。
いよいよ夏の到来ですね。皆様、体調を崩されていませんでしょうか?
私共も夏の暑さに負けず、迅速かつ丁寧を心掛けお客様に緑をお届けしてまいります。
特集害虫駆除について
多くのお客様から受けるご質問の中に、害虫について聞かれることがあります。害虫と言っても挙げるとキリがないくらい存在しますので、ここでは比較的多く発生する2種類をあげてみました。
カイガラムシは果樹、庭木類、観葉植物、サボテン類の枝、葉などに寄生するほか、根に寄生する種類もいます。環境的には室内や風通しの悪い場所、そしてほこりっぽい場所に発生します。このような環境では植物も丈夫に生育できず、植物自体が弱ってしまうためカイガラムシも寄生しやすくなります。駆除方法としては、固着するタイプのカイガラムシは歯ブラシなどで擦り落としてから薬剤を散布すると効果的です。
次にハダニについてお話します。
葉裏に寄生して汁を吸うため、葉の表面から見ると吸われた部分の葉緑素が抜けて、針先でつついたような白い小斑点を生じます。数が少ないと判別しにくいですが、数が多くなると白くカスリ状にまとまって見えるため、この時点で気がつくことが多いです。
ハダニの仲間にはナミハダニの「黄緑色型」のように色の薄い種類も多くいますが、カンザワハダニ、ミカンハダニ、リンゴハダニなど赤い色をしているものが目立つので、一般に「赤ダニ」と呼ばれることもあります。種類は約70種程度いて、成虫で体長が0.5mm程度と小さく、主に葉裏に寄生しています。
また、被害が進行するに従って葉色は悪くなり落葉して枯れることもあります。
2種類の害虫について説明しましたが、この他の害虫についてもホームセンターなどで置いているスプレータイプの薬剤を散布して、植物自体を風通しの良い場所に置くことや極度に乾燥させないことを心掛けて、害虫の発生を予防しましょう!
オススメ散策
今回は宇美町にある井野山を紹介したいと思います。
宇美町側の登山道入口は八幡産宮(井野公園)の東側、赤井手地区の住宅街にありますが、登山道を歩きたくない場合は八幡産宮(井野公園)から山頂直下まで通じている車道を歩くことも出来ます(車の乗り入れ不可)。
30分ほどで頂上まで登れる山なので、これからの季節に森林浴などはいかがでしょうか?
今月の植物
エバーフレッシュ
エバーフレッシュは中南米、東南アジアに分布する熱帯植物です。日本に自生しているネムノキと同じ仲間で、日が暮れると睡眠運動で葉が閉じます。直径3~4cmぐらいの丸い花が咲いた後に赤いサヤができることから、別名アカサヤネムノキとも呼ばれています。日が暮れると葉が閉じてくる、生きものだと言う事が見て実感できる観葉植物です。
編集後記
今回ニュースレターを担当させて頂きました由井です。
最近、お会いするお客様との会話に「暑くなってきましたね」そんな季節になりました。
個人的には、カメラ片手に山に登りその山々で出会う人たちとの会話、身近に感じる自然を楽しむ休日を過ごしています。
暑い日々が続きますが、水分補給に心がけてこの夏を乗り切っていきましょう。