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うらかわ園芸通信No.23 2018秋号
お世話になっております。うらかわ園芸です。
異常なほどの夏の暑さもようやくおさまり、日増しに秋の気配が深まってきましたね。
涼しい秋風が夏の疲れを癒してくれて、ずいぶん動きやすくなりました。いろいろと園芸作業の多いこのシーズンですが、これから年末に向けて、社員一同ますます加速してまいります!
だんだん寒くなるこれからの作業は・・・
春に切り戻して戸外で再生させていた植物達を寒さに弱いものから徐々に温室内に移動させます。温室も、開け放たれていた夏仕様から、しっかり密閉出来る冬仕様へ模様替え、温風を出すボイラーも点検してしっかり準備しておきます。
一般のご家庭でも同様、寒さに弱い植物は室内に取り込むなどして下さい。
これからの水やりは夏ほど多くはいりません。夏と同じペースでやっていると根腐れを起こす危険性がありますので、様子をみて控えめに。 基本は土の表面が乾いたら下からしみ出るぐらいやって、受け皿に必要以上にためておかない。この繰り返しです。こまめに目をやって気にかけてあげるとタイミングがわかりやすいですよ!
切り戻した植物たちも順調に成長しました
ちょっと変わった観葉植物たち
※写真クリックで拡大写真をご覧いただけます。
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クライムリーフ
「モンステラ・デュビア」という品種です。
壁や木に活着して、ピターっと張り付いて登っていく特徴からこの名前で流通しています。
モンステラですが、切れ目がない葉になっています。 -
ウツボカズラ
つる性の食虫植物です。
原生地では、つるは長いものでは15mにもなり、樹木などに絡まって生長します。
捕虫袋に虫を誘い落ちた虫は消化されて栄養になります。 -
ラセンイ
畳表(たたみおもて)に使われるイグサが突然変異でできた園芸品種です。
地下に根茎があり、そこから棒状の茎が’らせん’を描いて立ち上がります。 -
サルオガセモドキ
樹木や岩に着生する植物で、細い茎の集合体。根は退化して存在しません。
空気中の水分を吸収して生きています。
意外ですがパイナップルの仲間です。
※上でご紹介をした「ちょっと変わった観葉植物」は、育て方や管理が特殊なため、うらかわ園芸のリース商品としては取り扱っておりませんので、ご了承ください。
うらかわ園芸に咲く花
プルメリアやハイビスカスは真夏の花、熱帯の花、ハワイの花といったイメージがありますが、実はちょっと涼しくなった今頃がベスト
シーズンともいえます。
日本の真夏はハワイよりもかなり暑いようで、これらの花には暑すぎて、株を弱らせ花付きを悪くさせます。
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プルメリア
一番の特徴は、花の優しく甘い香りです。
芳香剤でも「プルメリアの香り」がある程。花の色も様々で熱帯花木を代表する種類として世界中の熱帯地域で広く植えられています。ハワイではレイや髪飾りによく使われます。 -
ハイビスカス
熱帯花木として有名なハイビスカス。
芙蓉(フヨウ)やムクゲと同じ仲間です。花色が豊富で、花の咲き方も、一重、半八重、八重とあります。 秋が近づき涼しくなってくると、また沢山の花を咲かせるようになります。
この季節に見られる花
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ランタナ
ランタナの花色はオレンジ、赤、黄色、紫、ピンク、白などカラフルで、育てていくと徐々に花色が変化するので「七変化」の別名もあります。
金平糖のようなかわいいつぼみも特徴的です。 -
メドーセージ
シックなブルーが特徴的で、葉の緑と、がくの黒、花のブルーと コントラストが素晴らしい。
性質は強健で、寒さ暑さ共に強く、花の時期も春から秋と長い。
ヘビが口を開いたようなおもしろい形の花である。 -
ツユクサ
道ばた、庭先などのやや湿ったところや空き地に生育している。
青く可憐な花を咲かせるが、早朝に咲いた花は午後にはしぼんでしまう。 -
センニチコウ
熱帯アメリカ原産の一年草で、真夏の暑さに強い丈夫な花で、切り花やアレンジメント、花壇材料、鉢植えとして幅広く利用されています。
鮮やかな花色を長期間保てるのでドライフラワーにも向きます。
観葉植物紹介
シルバーメタル
観葉植物ではあまりない色合いが特徴のシルバーメタル。
グレーに緑色をちょっと混ぜたような色をしている。
気根を生やしつるを伸ばして成長します。挿し木で簡単に増やせます。
編集後記
今号を担当いたしました甲斐です。
熱帯の花には夜になると強い香りを放つ種類が多くあります。夜行性の昆虫を香りで誘い出して花粉を運ばせるためだそうです。
そしてその花は暗くなっても目立つ白色が多いといいます。
秋の夜長、身近な夜の花の香りを楽しんでみるなんてのはいかがでしょうか?