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うらかわ園芸通信 No.50 2025夏号

お世話になっております、うらかわ園芸です。
6月の中旬からすでに30度越えの日々。じっとり汗ばむ季節となりましたが、皆様体調など悪くされてませんか?
梅雨前後のこの時期は植物が最も成長する時期でもあります。日々成長している植物達にパワーをもらいながら 今日もお客様に植物をお届けします。
春にバッサリ切り戻した植物たちも順調に芽を伸ばしています。中途半端に葉を残すよりも、幹だけの状態まで切り戻した方が仕上がりがきれいになります。
夏の観葉植物といえばやっぱり「ヤシ」
夏のイメージの観葉植物といえばやっぱりヤシ類ではないでしょうか?
数あるヤシ類の中から、今回はうらかわ園芸おススメのヤシの仲間をいくつかご紹介しますね。
※写真クリックで拡大写真をご覧いただけます。
アレカヤシ
原生地 / マダガスカル
(アフリカ熱帯雨林気候区)
黄緑色の葉っぱが涼し気に広がり南国ムードを演出してくれる観葉植物としては定番のヤシです。成長が早く原生地では高さ10m以上にもなると言います。うらかわ園芸でも1m以下の中鉢から3mほどの特大鉢まで幅広く活躍してくれています。お祝いのスタンド花なんかの花材にもよく見かけますね。フェニックス・ロベレニー
原生地 / インドシナ
(東南アジア熱帯雨林気候区)
ヤシの木といえばこの形を想像する方も多いと思います。部屋に一本あるだけで南国リゾート感を醸し出してくれます。葉の根元に鋭いトゲがありますのでちょっと注意です。耐寒性、耐陰性どちらも強く非常に丈夫な植物ですが、やっぱり日光が大好きな植物ですので陽当たりの良い場所に置くと元気に育ってくれます。テネラヤシ
原生地 / メキシコ
(アメリカ熱帯雨林気候区)
この植物の特徴はなんといってもこのメタリックグレーの葉色で、金属的な光沢があります。ヤシの葉は繊細な感じの葉のイメージが強いですが、幅広い葉っぱも珍しいです。成長がとにかく遅くなかなか大きくなってくれません。うらかわ園芸では中鉢以下のサイズで活躍してくれています。テーブルヤシ
原生地 / メキシコ
(アメリカ熱帯雨林気候区)
名前のとおりテーブルの上にでも置けそうな小型のヤシ。とは言っても上手に育てていけば立派な大型の観葉植物に成長してくれます。空気の流通が悪いところに置くとハダニが付きますので注意が必要です。クジャクヤシ
原生地 / マレー、インド
(東南アジア熱帯雨林気候区)
クジャクが羽を広げたような葉を持つヤシ。葉先がまるで引きちぎられたかのように細かいギザギザでとても個性的です。原生地では高さ10m以上にもなる大型の観葉植物です。
今回のニュースレターは「熱帯花木と観葉植物図鑑」という本を参考にしました。
うらかわ園芸の温室に昔からある物で、いざというときの調べものに役立つマニアックな本です。
参考:日本インドア・グリーン協会,『観葉植物と熱帯花木図鑑』,株式会社誠文堂新光社,1998年5月21日発行,188P・191P・199P
うらかわ園芸に咲く花
※写真クリックで拡大写真をご覧いただけます。
番犬カーリン

来客があるとしっかり吠えて知らせてくれますが、ちょっとヨシヨシしてもらったらすぐシッポをふってなついてしまうカーリンです。

編集後記
ニュースレターを担当いたしました甲斐です。
今回参考にした「熱帯花木と観葉植物図鑑」はうらかわ園芸も所属している日本「インドアグリーン協会」が編集しているもので、1000種弱の植物が細かく掲載されていて、内容は本当にマニアック。この本をもとに問題が出題されるグリーンマスター試験という資格試験もあり、うらかわ園芸のスタッフももちろん全員資格を取得していますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。