うらかわ園芸通信 No.46 2024夏号

福岡空港北側の畑

うらかわ園芸では去年より福岡空港北側の畑に季節の花を種まきからその後の管理までの依頼を請けまして、春に菜の花、夏にヒマワリ、秋にコスモスが咲いていますので近くを通られた際はぜひ見ていかれて下さい。

※写真クリックで拡大写真をご覧いただけます。

• 
• 
• 
• 6月25日現在
• 今年の菜の花
• 去年のコスモス

なぜカキは実がたくさんなる年とならない年があるのか？

カキは、実がたくさんなる年とならない年が交互にくることはよく知られています。

果樹が1年ごとに豊作と不作を繰り返す現象を「隔年結果」といいます。隔年結果は、受粉から果実の成熟までの期間が長く、果実の成長中に翌年の花芽形成が起きる果樹によく見られる現象です。
一般的に果樹では、ある枝の果実が成長を始めると同じ枝につく翌年の花芽の形成が抑制される傾向にあるため、ある年にたくさんの果実がつくと、翌年の花芽の形成が減少し結果的に収量が減るとされています。

その原因として、養分配分の問題と植物ホルモンの関与が指摘されており果実の栽培農家では、毎年一定の収量が得られるように、果実がまだ幼い時点で間引いたり（摘果）枝を切り取ったり（剪定）するなどの手入れをしています。

夏号オススメの本3冊

今月のオススメ3冊を紹介したいと思います。3冊それぞれに、植物の雑学や植物の不思議を的確に分かりやすく解説されておりますので、興味があれば読んで頂きたいと思います。
今後も、皆様にご紹介できる本を見つけていきたいと思います。

• 植物の謎 60のQ&Aから見える、強くて緻密な生きざま
  Amazonでの購入はこちら
• 街路樹を楽しむ15の謎
  Amazonでの購入はこちら
• 怖くて眠れなくなる植物学
  Amazonでの購入はこちら

今月の花トケイソウ

ケイソウは個性的な花の形を時計の文字盤に見立てたことからトケイソウ（時計草）の名があり、特徴的な造形美のある美しい花が魅力の熱帯植物です。
アメリカの熱帯地域を中心に約500種ほどが分布し、花を楽しむ種類のほか、パッションフルーツのように果物として利用される種類もあります。

編集後記

今回ニュースレターを担当しました由井です。前回ニュースレターを作成した頃に2才を迎えた娘も気付けば3才に。
幼稚園に通うようになり、色んなことに興味を持ち自らやろうとする姿に感動するとともに、もっと色んな体験をさせてあげたいと思う今日この頃です。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

バックナンバー一覧