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うらかわ園芸通信 No.41 2023春号
お世話になっております、うらかわ園芸です。
木々もすっかり芽吹き、新緑の葉が茂る季節となりました。寒い冬から暖かい春へ移行するこの時期、植物を扱う仕事をしていると、何かと作業が多い時期でもあります。
きれいで傷みにくい植物を、そして皆様に安心して置いていただける植物を提供できるよう、うらかわ園芸一同、ますます張り切ってまいります。
春の定番作業「切り戻し」
枝が伸び過ぎて樹形が乱れたり弱ったりした植物たちは、春にバッサリ切って、ほぼ幹だけの状態で外の環境に出します。これを切り戻しといいます。日光をたくさん浴びて、今まさに次々と芽を出しています。1年から2年成長させて、元気に育った植物をお客様のもとへお届けしますので、もうしばらくお待ちください。
野菜もきれいな花を咲かせます
あまり見る機会はありませんが、一部を除き野菜も花を咲かせます。
近所の畑ではブロッコリーの花が満開です。
野菜には、受粉することで実ができるものと、花が咲く前に実を収穫してしまうものがあります。
後者の場合、開花にたくさんの栄養が必要となるため＝実の生長を妨げるため、花が咲く前に収穫してしまいます。
こうしたことなどから、野菜の花はあまり見る機会がありませんが、それと引き換えにおいしい野菜が育つというわけです。
野菜のグループ分け
果菜類・・・果実や若い莢（さや）、種子を食べる野菜
きゅうり、トマト、ピーマンなどの他、いんげんまめ、ごまなど
葉菜類・・・葉や茎、花などを食べる野菜
キャベツ、はくさい、セロリなどの他、シダ類やキノコ類も含まれる
根菜類・・・根だけでなく、茎や葉の変形体を食べる野菜 だいこん、にんじんなどの他、じゃがいも、たまねぎなどが含まれる
食べられる花もありますよ
食用として栽培されている花を「エディブルフラワー」といいます。
英語で「Edible（＝食べられる）Flower（＝お花）」。
その名の通り、食用花を指します。
大前提は、食用として毒性がないこと、また、無農薬や低農薬生でも食べられる種類の花であることだそうです。
代表的なエディブルフラワーには、パンジーやビオラ、マリーゴールド、ナデシコなど、公園なんかでよく見かける花もあります。
サラダ料理やケーキなど、ちょっとオシャレなレストランや結婚式などの華やかな料理なんかに良く使われているようです。料理を華やかに演出する添え物といった感じだったのが、今では栄養価も認められ、甘味や酸味、苦味など、味わいも楽しめるようになっています。
実は昔からあって、塩漬けの桜の花を使った桜茶や刺身に添えられている菊の花、フキノトウなんかも食用花の一つです。
エディブルフラワーを活用することで、その自然の美しい色合いを効果的に用いて、テーブルを華やかに演出することができます
この時期見られる花
うらかわ園芸の番犬、ラブラドールのカーリン。４月で２歳４か月。
朝晩のボール投げで走りまわり、すっかり筋肉質な体つきになりました。
知らない人が来たらしっかり吠えて知らせてくれる、可愛くて頼れるうらかわ園芸の一員です。
編集後記
ニュースレターを担当いたしました甲斐です。
今回扱った食用花。日頃よく見る植物とはいえ、そのへんの観賞用の花は食用ではありませんので決して食べてはいけません！観賞用のものは植物そのものに毒性があったり、栽培の過程で農薬などの薬剤が使用されていることがあります。一方食用のものは徹底した衛生管理のもと厳しい条件を満たし基準をクリアした物たちです。
今後エディブルフラワーに出逢ったら、今回の話を思い出していただけたらうれしいです♪
