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うらかわ園芸通信 No.40 2023新春号
謹賀新年
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます
本年もよろしくお願いいたします 令和5年 元旦
花はお好きですか?
私たちの身の回りには数えきれないくらいのお花が存在します。
花屋さんの店先やショーケースには四季折々、たくさんの種類の花が並んでいます。今回はそんな中からいくつか紹介していきたいと思います。
※写真クリックで拡大写真をご覧いただけます。
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アイスランドポピー
アイスランドポピーは、細い茎の先に、薄紙のような花びらの花を咲かせます。切り花の「ポピー」という名で出回っているものは、このアイスランドポピーです。
アイスランドポピーはケシ科の多年草で、寒冷な気候の地域に分布し、山岳地帯の岩場、砂地の草原などに自生しています。日本には大正時代初期に渡来し、春の花壇を彩る花として親しまれています。本来は多年草ですが、日本の夏の高温多湿にとても弱く枯れてしまうため、秋まきの一年草として扱われています。
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アマランサス(ヒモゲイトウ)
アラマンサスはヒユ科ヒユ族(アラマンサス属)の夏から秋に開花する一年草です。花の形は垂れ下がるように咲くユニークな形をしています。アマランサスと言ってもたくさんの品種があり、今回ご紹介する種ほど垂れない品種もあります。品種にもよりますが、背丈が高い花なので、自然に咲いている姿はとてもワイルドです。
アラマンサスは、別名「ヒモゲイトウ」とも言いますが細かいことを言うと植物的には違う部類となります。
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サンタンカ
世界中の暖かい地方に自生する熱帯花木。日本では沖縄県に自生しています。漢字では「山丹花」とかきます。江戸時代中期に大陸から沖縄経由で渡来して、「三段花(サンダンバナ)」と呼ばれていました。
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エレムルス
西アジアからヒマラヤにかけて自生する(エレムルス」は、ギリシャ語で「砂漠」と「尾」を意味します。黄色やオレンジ色の小さな花が集まって作る長い花穂が、キャンドルやキツネの尻尾を思わせるその姿から「デザートキャンドル」や「キャンドルリリー」「フォックステールリリー」といった別名でも知られています。
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セルリア
白く透明感のある花びらが幾重にも重なって見えるのは、実は苞(ほう)です。花の外側は、さわるとしっかりした硬さがありますが、中はふわふわとしたさわり心地です。
時間が経つにつれて、クリーム色の苞の中央がピンク色に染まって変化することから、英名をブラッシングライド(頬を染めた花嫁)と呼ばれています。
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ピンクッション
「ピンクッション」とは「針山」のこと。針山に針がたくさん刺さっているような花姿から、このような名前がつきました。花びらのように見えるのは突出したおしべです。
また学名の「レウコスペルマウ」は、ギリシャ語で「白い種子」という意味です。開花後につける種子が白いことに由来しています。
今回のニュースレターは「花図鑑」を参照させて頂きました。
植物を扱う仕事をしておりますが、お花に関しては知識不足が否めなかったので大変勉強になりました。
少しでも興味をもたれましたら電子書籍で読むことが可能なのでオススメです。
参考:西東社「花屋さんで人気の469種 決定版 花図鑑」
今月の花
リューカデンドロン
リューカデンドロンは、花や蕾が苞葉(ほうよう)の中に隠されている珍しい植物です。苞葉とは、蕾を包むように葉が変形した部分のことです。そのため、色付いた苞葉を花のかわりに鑑賞して楽しみます。丈夫で長持ちするため、切り花としても人気です。
編集後記
今回ニュースレターを担当しました由井です。
前回ニュースレターを作成した頃に1才を迎えた娘も気付けば間もなく2才に。
娘の成長に驚きつつも、言葉で意思表示をするその姿をみて改めてこの1年、仕事に育児に頑張っていこうと思う親父でした。
最後まで読んで頂きありがとうございました。